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​かいちまさこ物語

良い家ってなんだろう?」と模索し続けて25年

Oh! は、1992 年、かいちまさこがひとりで始めた会社です。
「良い家ってなんだろう?」と自分のこころに問いかけながら、

一つひとつレンガを積み上げていくように、経験を重ねてまいりました。

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大手企業のOLから、に向かって新たな道へ(1990 年代)

9 年にわたって勤めたM社(現P株式会社)で、自分の居場所を見つけることができず、やむなく退社。

小さなデザイン会社に就職するものの、今まで自分がお膳立てされた特別な世界にいたことに気付かされ、さらには入社後2 ヶ月で解散という絶望的な経験をしました。

1991年、心機一転、町田ひろこインテリアコーディネーターアカデミーに入学し、在学中の翌92年、空間デザインオフィスOh!をひとりで設立。

当初は順風満帆とは行かず、アカデミーの課題に取り組みながら、大工実技教室とフラワーアレンジメント教室にも通い、ハードな下積みの時代を送りました。

 

1993年、インストラクターコースに進み、その頃から、お世話になっていた先生方から、建て売り住宅の企画書作成や戸建てリフォームのプランニング、現場監理などの仕事をいただくようになりました。

大先輩の下田先生はじめ、まだ実績のない私に「がんばってやっていくだろう」と目をかけてくださった先生方には、今も感謝の気持ちでいっぱいです。

その後、同アカデミーの講師に就任。

1年目の教え子たちが巣立ち、総合商社のマンション企画の部署や大手不動産会社、住宅会社などに就職すると、彼女たちから仕事の相談を持ちかけられるようになりました。

最初はお手伝いのつもりでしたが、次第に複数の企業から直接オファーをいただくことが増えていきました。

私の仕事を認めてくださって、住宅地のプロデュースやマンションの企画デザインなど、多数の仕事を任せていただけたことは、貴重な経験となり、自信にもなりました。

また、現在も施工をお願いしているY社さんなど、その後長いお付き合いとなる大切な人たちとのつながりが生まれたのも、私にとってはとても嬉しいことでした

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私が住みたい自然素材の家だけをつくろう(2000 年頃〜)

1997年、4年間務めたアカデミーの講師を辞すことに。

その頃には仕事が増え、私のデザインが注目されるようになっていましたが、自分が住みたい家だけを作りたいという思いが強くなっていたのも事実です。

その一つの要因が喘息の症状に苦しむようになったこと。そして、ビニールクロスや複合フローリングを使うのは、自分が住みたいと思えない家を作っていくことになる、という葛藤が私の心を支配するようになったのです。

 

心身にやさしい、自分が住みたい家だけをつくりたい。

自然素材へのこだわりは、私にとってごく当たり前の成り行きでした

関西では知られていなかった珪藻土との出会い

2000年、39歳の時、まずは自宅マンションをリフォーム。

同年には、記念すべき一棟目、S様邸の戸建てリフォームをさせていただきました。

Sさんが信頼して任せてくださったお陰で、いろんなことに挑戦させていただくことができました。

珪藻土と無垢材を使い、建築化照明を採り入れ、キッチンはオリジナル。造作家具を含めすべて今と同じ。

デザイナーとして進むべき方向は、その時点で既に明確でした。

また、時を同じくして珪藻土という素晴らしい素材と出会いました。

書物の中でその言葉を見つけ、関東の会社に電話をしたところ、詳しく教えてくだったのが、今もお世話になっているSコーポレーションの鮫島さんです。

それを自宅マンションで実験的に塗り、続いてS様邸も同じように珪藻土を塗りました
 

自分の信念を守りつつ、仕事の精度を高め、デザイン力を磨く。振り返ればそれからの17年、ずっとそんなふうにして歩んできました。

基本は2000年から何も変わらず、自宅マンションのリフォームを手掛けた延長上に今があります

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マンションリフォームから、主流は一戸建ての家づくりに(2008 年〜)

際立った変化といえば、一戸建てが主流になってきたということです。

2005年、「プレタ・メゾン名塩さくら台」(中庭のあるひらや)を、つづいて2006年に「プレタ・メゾン芦屋」を自社でプロデュース。

2008年には現在の自邸を建て、そこでさまざまな実験をするようになりました。

お客さまを自分の家に招き、良かったこと、失敗したことをお話しする。

その全邸で、ビニールクロスは使わない、無垢材や珪藻土といった自然素材を使い、ポスト・表札までデザイン制作までする家づくりを例外なくずっと貫いてきました。

 

それはOh!の特徴というよりも、自分が住みたい家の範疇から逸脱することはない、ということなのです

経験に基づくかいちまさこの家づくり

「私が住みたい家」を私が納得できる方法でご提案する。

例えば、金額面でも、自分が不安に思うようなことは絶対したくない。きちんと価格を提示したい。

健康面についても、喘息やアレルギーで相談に来られる方もおられるけれど、私自身の経験をもとに、私を助けてくれた素材を選びます。

自分自身の、そして喘息で悩む国内外の方のお宅での珪藻土塗りといった経験を通し、自分が信じていることを迷うことなく貫いていく。

機械に頼るのではなく、素材の力で空気を清浄にする。

それは私にとって特別なことではなく、ごく普通のことです。


この先10 年、住まうご家族の健康と幸せを願い、出会いに感謝し、「良い家ってなん
だろう?」と問いかけながら、ただまっすぐに向き合っていきたい。

創業25 年の今、私はそう思います。


かいちまさこ

<かいちまさこプロフィール>
町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー講師を経て、1992 年「空間デザインオフィスOh!」を開業。
マンションの企画・空間デザインからスタートし、年間100 棟のペースで建売住宅の建設設計・街並みづくりのトータルデザインを手掛ける。

2002 年の法人化を機に「自分たちが納得できる住宅」を作るために自社分譲に移
行。

株式会社Oh! に組織変更後も「わたしの住みたい家」をテーマに自然素材を軸とし、細部にこだわった「プレタ・メゾン」を提案。

天井高を自在に操り、中庭を設けた住まいの居心地と、外構も含めたトータルに美しい空間デザインで好評を博している。

Oh!のオフィス兼自宅は実験住宅

自宅で経験する日常の積み重ねを次のプランに活かし、常に納得できる提案を目指すのがOh!の家づくりです。
オフィス併設の自宅を「Oh!の実験住宅」と位置づけ、竣工以来、夢を抱くご家族を私たちの住スペースに招いてきました。

その理由は、プレタ・メゾンの標準仕様のみで創り上げた空間のスケール感や素材の質感をリアルに感じ取っていただきたいから。

中庭がもたらす光と風。無垢材や珪藻土のやさしい風合い。

そして壁一面の造作書棚。今となれば改善したい部分もありますが、それも含めてすべてをご覧いただき、お客様には我が家を超える提案をしたいと考えています。

Oh!の家に興味を抱かれたなら、ぜひ遊びにいらしてください(要事前予約)

enkaku

1992年1月21日

空間デザインオフィス Oh!開業

2002年7月22日

空間研究所 Oh! に法人化

2004年3月

wineばあ ららん土開業

2005年4月

組織変更に伴い株式会社Oh! に社名変更


2006年6月

不動産事業部を分社

2008年9月

オフィス兼自宅を竣工


2013年1月

リフォーム(漆喰塗り)の依頼を受け、ドイツへ

 
2017年4月

25周年記念アニバーサリー

(25 年間でつくった家は累計76 棟/ 2017 年11 月現在)

沿 革
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会社概要

■会社名/株式会社Oh!
■所在地/兵庫県芦屋市川西町4-4 さくら通り
■設立/ 1992年1月
■資本金/ 1000万円
■代表者/階地 忠浩


■事業内容/建築に関わる空間デザイン及び空間プロデュース、建築物の設計施工及び建築工事請負業、自然素材の開発及び販売、飲食業


■商品/「プレタ・メゾン」(自然素材を活かしたやさしく温かい室内空間と、暮らし心地に配慮されたプラン、スイス漆喰「カルクウォール」の白壁と木製サッシの美しいコントラストを特徴とする)


■施工対応エリア/兵庫県(芦屋市の当社から車で約1時間圏内が目安)、大阪府その他(一部地域を除く)


■建設業許可番号/兵庫県知事許可(般-26)第217011 号
■ソムリエ認定番号/ Sommelier No.517


■加盟団体/社団法人 兵庫県宅地建物取引協会 
社団法人 全国宅地建物取引業保証協会
社団法人 日本ソムリエ協会
日本住宅保証検査機構登録ビルダー


■ TEL / 0797-35-1530
■ FAX / 0797-35-1531

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